人社未来形発信ユニットは、本学人文社会科学の特別講義を、YouTubeライブにてリアルタイム・双方向・無料公開する講義シリーズ「京都大学オンライン公開講義 “立ち止まって、考える”」シーズン3を2021年8月14日(土)より実施します (シーズン1についてはこちら、シーズン2についてはこちら)。

本講義シリーズは、コロナパンデミックを共通テーマに据えた京都大学オンライン公開講義第3弾です。新型コロナウイルスのワクチン接種も徐々に広がり、アフターコロナの社会の再起動が視野に入りつつある中、改めて私たちのあり方を考えるための“座標軸”を提供すべく、シーズン3の実施に至りました。哲学・社会学・倫理学・美学などの講義のほか、新たに観光論・ジェンダー論など、さらに幅広いジャンルの人文社会科学分野の講義を加え、様々な視点から、アフターコロナを見据えた世界を論じます。

講義の動画はYouTube上にアーカイブされ、ライブ配信後もいつでもご覧いただけます。以下の各講義の個別ページに順次掲載してまいります。

この講義シリーズについてのお問い合わせは人社未来形発信ユニット ukihss[at]bun.kyoto-u.ac.jp までお願いいたします([at]をアットマークに変えてください)。

開講講義・講師およびスケジュールについては下記をご覧ください。

講義概要・講師プロフィール、アーカイブ動画については下記より個別ページをご覧ください。

• 社会人間学 松田素二先生「アフリカから学ぶ人文学」（全2回）
• 倫理学 児玉聡先生「パンデミックの倫理学 一年後…」（全1回）
• 美学・芸術学 吉岡洋先生「〈わたし〉の外にある〈こころ〉について」（全1回）
• 社会学 落合恵美子先生「Caring Society −新型コロナが露呈させたジェンダー問題とケアの危機を超えて」（全2回）
• 哲学 出口康夫先生「「できること」から「できなさ」へ：アフターコロナの人間観」（全4回）
• 観光・マーケティング 若林靖永先生「アフターコロナの観光：京都観光を中心に」（全3回）
• 臨床心理学 畑中千紘先生「臨床心理学からみたこころの現在と未来」（全1回）
• 社会学 伊藤公雄先生「「コロナ」が露わにした現代社会」（全2回）
• 認知科学・文化心理学 中山真孝先生「認知科学からみたこころと未来」（全1回）
• 現代社会論・社会思想 佐伯啓思先生「日本の近代化と日本人の『こころ』」（全1回）
• 仏教学・チベット学・ブータン学 熊谷誠慈先生「仏教哲学にもとづく「こころ」の概念と「良きこころ」のありかた」（全1回）
• 科学哲学 伊勢田哲治先生 × 嶺重慎先生「［対談］ブラックホールと哲学」（全1回）

特別対談

シーズン3の今回は、1人の講師が各々の専門の分野について講義を行う通常授業のほか、異分野の専門家2名によって1つのテーマをそれぞれの視点から深堀りする“特別対談”を実施いたします。

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＜特別対談1＞ 湊長博総長×出口康夫ユニット長 「コロナの医学と老いの医学」

免疫学と老いの医学の研究者としても知られる湊長博京大総長を迎えた特別対談。免疫学の立場から見た新型コロナウイルス感染症やワクチン接種について、さらには「老いとは何か」、「老いを治療するとはいかなることか」について哲学者・出口康夫教授と縦横に対話を繰り広げる。

日時：8月14日(土) 11:00〜 YouTube https://youtu.be/VEZ4hK4ugeo にてライブ配信

出演：

• 湊長溥 京都大学総長
• 出口康夫 文学研究科教授・人社未来形発信ユニット長

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＜特別対談2＞ 帝都久利寿氏×出口ユニット長 「開かれたスマート社会へ」

IT企業家・帝都久利寿(Kristopher Tate)氏を迎え、新しいインターネット、新しいスマート社会の未来像を語る。帝都氏が構想する、中央集権的な一元支配に繋がりかねない「巨大な閉じたネットワーク」に代わる、顔の見える対人関係が横つながりに無限に拡がる「開いたネットワーク」としてのインターネットver.2を、「われわれとしての自己」を提唱する出口康夫教授が言う（「閉じたわれわれ」と対照的な）「開かれたわれわれ」に重ね合わせる議論が展開される。

日時：8月21日(土) 11:00〜 YouTube https://youtu.be/lS3IvakcMEQ にてライブ配信

出演：

• 帝都久利寿 コネクトフリー株式会社代表取締役総合開発責任者兼CEO
• 出口康夫 文学研究科教授・人社未来形発信ユニット長

プロジェクトムービー

シーズン1から続く「立ち止まって、考える」のプロジェクトムービーです。こちらもぜひご覧ください。