「日本文壇史入門」レポート&動画
2019/11/01
2019年10月19,20日、人社ユニット in GACCOH 第5弾「日本文壇史入門ー「文豪」たちの時代から現代へ」を開催しました。講座の様子とナビゲーターの椎名健人さんによる振り返りを収めた動画を作成しましたので、どうぞご覧ください。
主に1905年から1935年の30年ほどの日本における「文壇」の歴史を学ぶ今回の講座、1日目は、わたしたちにもおなじみの「文豪」たちが、「よりよい文学とは何か」をめぐってしのぎを削った文壇の最盛期の様子が、さまざまなエピソードとともに生き生きと語られました。2日目は、大衆文学などの勃興に押され文壇の影響力が弱まっていく様子を概観し、「メジャーとマイナー」という現代の映画やアニメにもつながるテーマが議論されました。椎名さんの語りの名調子もあって、あっという間の楽しい2日間でした。椎名さん、そしておいでくださったみなさま、どうもありがとうございました!
参考文献
講座で参照した文献一覧を椎名さんからいただきました。興味のある方はこちらもご覧になってみてください。
江藤淳『決定版 夏目漱石』新潮文庫
川口則弘『芥川賞物語』文春文庫
川口則弘『直木賞物語』文春文庫
山本芳明『カネと文学』新潮選書
庄司達也、山岸郁子、中沢弥『改造社のメディア戦略』双文社出版
前田愛『近代読者の成立』岩波現代文庫
三好行雄『近代文学史の構想 三好行雄著作集 第六巻』筑摩書房
尾高修也『谷崎潤一郎論』作品社
本多秋五『「白樺」派の文学』新潮文庫
鷲只雄編著『年表作家読本 芥川龍之介』 河出書房新社
雑誌『文学』(特集 文壇のアルケオロジー) 2016年5,6月号 岩波書店
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