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REPORT

【オンライン公開講義】”立ち止まって、考える” – 現代社会論・社会思想 #こころの未来研究センター

2021/07/30

現代社会論・社会思想 – 日本の近代化と日本人の『こころ』


配信日時・URL (ライブ配信終了後もアーカイブでご覧いただけます)
講義概要

明治以降の日本の近代化は急激な「西洋化」でもあった。西洋へのキャッチアップ政策は、一方で日本を西洋と並ぶ文明国に仕立てると同時に、他方で、日本人の精神(こころ)の喪失という感覚をももたらすことになった。それは、しばしば「和魂洋才」などといわれるが、話はそれほど簡単ではない。この近代日本のディレンマを、異なった世代に属する福沢諭吉と夏目漱石を中心に振り返ることで、「日本人のこころ」とは何かを考えてみたい。また、その問題の「今日的意義」についても論じてみたい。

※ この講義はこころの未来研究センターによるリレー講義「こころの未来を考える」の第4回です。

リレー講義「こころの未来を考える」概要

「こころ」とは何であろうか。洋の東西を問わず数多の哲学者や科学者たちがその解明を試みてきたが、「こころ」は誰もが持っている身近なものでありながら、それを明確に定義することは容易でない。また、近代化や国際化、自然災害や疫病などを通じて環境が劇的に変わっていく中、「こころ」はどうあるべきなのだろうか。本講義では、「こころ」という概念を、認知科学、臨床心理学、文化心理学、美学・芸術学、仏教学など、様々なディシプリンから学際的に考察するとともに、未来社会における「こころ」のあり方について考えていきたい。

講師プロフィール

佐伯啓思 こころの未来研究センター・特任教授


1979年、東京大学経済学博士課程退学後、滋賀大学等をへて1993年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授、2016年に退官後、京都大学名誉教授およびこころの未来研究センター特任教授。専攻は、政治、経済を中心とする現代社会論、社会思想。

講義アーカイブ

日本の近代化と日本人の『こころ』 2021年9月12日(日)14:00~15:00

【オンライン公開講義】“立ち止まって、考える”第3シーズンまとめページはこちら

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