西洋哲学史 – パンデミックから考える権力と国家——フーコーからヘーゲルへ(全2回)

配信日時・URL(ライブ配信終了後もアーカイブでご覧いただけます)
- 第1回 2021年2月13日(土)14:00~15:00 https://youtu.be/7Tc-_S5d8cA
- 第2回 2021年2月20日(土)14:00~15:00 https://youtu.be/36010Exc8_8
講義概要
新型コロナウィルスが引きおこしたパンデミックは国家権力のあり方が私たちの安全と生死をまさに左右するものであることをあらためて浮き彫りにしました。しかし伝染病をいかに防ぐのかという課題は実は18世紀においてすでに近代国家の課題でした。
19世紀ドイツの哲学者であるヘーゲルが『法哲学』(1820年)という著作で構想した国家論の背景には、そうした市民の生に配慮する権力観があります。本講義では、この伝染病を防ぐ国家という観点を糸口に、フーコーの権力論と関連づけながら、ヘーゲルが構想した国家がどのようなものであったのかを論じてみたいと思います。
講師プロフィール

大河内泰樹 文学研究科・教授
大河内 泰樹(おおこうち たいじゅ)。京都大学大学院文学研究科教授。国立人文研究所代表。
著書に、Ontologie und Reflexionsbestimmungen. Zur Genealogie der Wesenslogik Hegels. Königshausen & Neumann, 2008、『政治において正しいとはどういうことか』(共著、勁草書房、2019年)、訳書にミヒャエル・クヴァンテ『カール・マルクスの哲学』(共訳、リベルタス出版、2019年)、ジュディス・バトラー『欲望の主体 二〇世紀フランスにおけるポスト・ヘーゲル主義』(共訳、堀之内出版、2019年) など。
講義アーカイブ
第1回 パンデミックから考える権力と国家——フーコーからヘーゲルへ(1)2021年2月13日(土)14:00~15:00
第2回 パンデミックから考える権力と国家——フーコーからヘーゲルへ(2)2021年2月20日(土)14:00~15:00
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