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REPORT

【オンライン公開講義】”立ち止まって、考える” − 社会学

2021/02/03

社会学 – コロナ禍における外国人住民と質的調査(全2回)


配信日時・URL(ライブ配信終了後もアーカイブでご覧いただけます)
講義概要

新型コロナ感染症による経済的影響は国籍、雇用形態、在留資格、職種、年齢、ジェンダーによって大きく異なる。もともと正規職員の割合が低い外国人住民にとっては、経済的な影響が強いが、特に女性はパートで生計を立てている割合が高いため、影響は甚大である。脆弱なる者はより脆弱になる傾向が明快である。

調査はNPOフードバンクと連携して互恵的な対面調査を実施した。その過程において行政手続き支援も行った。また、非正規滞在者(不法滞在者)に対する支援も実施した。後半はコロナ禍における互恵性にもとづく調査、擁護、政策提言といった質的調査のコミットメントについて論じる。

講師プロフィール

安里和晃 文学研究科・准教授


安里和晃(あさとわこう)沖縄県生まれ。移民研究、高齢者ケア、アジア社会に関心を持つ。フィリピンの農村研究から転向し、香港、台湾、シンガポールの外国人家事労働者の研究に従事。その後、アメリカ、ドイツやスウェーデンの高齢者介護に関する調査に従事する。2011年から京都大学の学生とともに、移民の子に対する学習支援も実施している。2020年、コロナ禍で経済的な困難を抱える主に外国人住民に対し食料配布を実施。2014年、ベニグノ・アキノ3世よりフィリピン大統領賞受賞。

講義アーカイブ

第1回 コロナ禍における外国人住民と質的調査(1)2021年2月7日(日)14:00~15:00


第2回 コロナ禍における外国人住民と質的調査(2)2021年2月14日(日)14:00~15:00


【オンライン公開講義】“立ち止まって、考える”第2シーズンまとめページはこちら

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