文化遺産学 – 文化遺産が語る人類と災禍(3)
(本講義は講師3名による連続授業です。冨井助教は第5回、第6回を担当されます。)
配信日時・URL(ライブ配信終了後もアーカイブでご覧いただけます)
- 第5回 2021年3月20日(土)11:00〜12:00
「10³年スケールの災禍ー遺跡発掘調査ならでは」
https://youtu.be/XWpKPcQsNWA - 第6回 2021年3月21日(日)11:00〜12:00
「先史時代の災禍とその前後のヒトー被災・復興は証明可能か」
https://youtu.be/VgO3L73YBZk
講義概要
第5回:日本では、復興や防災に伴う工事においても、事前に遺跡(埋蔵文化財)の発掘調査が実施されるほどに文化遺産への意識が高い。また、実際に遺跡発掘で過去の災害痕跡に遭遇することは多く、発掘調査ならではのデータや知見も得られる。足もとの災禍を見てみよう。
第6回:考古学では、自然科学と人文学が両輪で進む。遺跡発掘で遠古の“災害”を自然現象として抽出し得た次には、その現象を取り巻く人間の営みを歴史として検討する。しかし、特に先史時代研究では、被災も復興も、実証するためには実は論理的課題が立ちはだかる。
講師プロフィール
冨井眞 文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター 助教
縄文時代や欧州先史時代について研究してきた過程で、理論考古学的な取り組みに触れるうちに、過去の人間の行為・行動・文化・社会についての解明を目指す考古学および先史学の、方法と論理や研究史にも取り組む。また、京大構内遺跡の発掘調査を重ねる中で他分野交流も増え、環境変化や自然災害に関して、その考古学的情報を現代社会の防災・免災に活かす重要性を認識し、そうした情報の抽出にも努めている。
講義アーカイブ
第5回 103年スケールの災禍 ―遺跡発掘調査ならでは― 2021年3月20日(土)11:00〜12:00
第6回 先史時代の災禍とその前後のヒト ―被災·復興は証明可能か― 2021年3月21日(日)11:00〜12:00
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