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REPORT

【オンライン公開講義】”立ち止まって、考える” – 臨床心理学 #こころの未来研究センター

2021/07/30

臨床心理学 – 臨床心理学からみたこころの現在と未来


配信日時・URL (ライブ配信終了後もアーカイブでご覧いただけます)
講義概要

時代によってこころの性質は移り変わってきた。臨床心理学は、心理療法の実践をもとに研究を進める学問であるが、その中でも近年では主体性の弱まりや、ネガティヴな体験に触れたり、抱えたりすることの難しさが指摘されるようになっている。本講義では、いくつかの研究をとりあげながら現代社会を生きる人のこころの傾向について議論し、それに対するひとつのアプローチとしてSNSを用いた心理相談についても紹介する。そして、まさに今、時流の中で注目されているコロナ禍におけるこころの反応についてもSNS相談の実証研究のデータをもとに考えてみたい。

※ この講義はこころの未来研究センターによるリレー講義「こころの未来を考える」の第2回です。

リレー講義「こころの未来を考える」概要

「こころ」とは何であろうか。洋の東西を問わず数多の哲学者や科学者たちがその解明を試みてきたが、「こころ」は誰もが持っている身近なものでありながら、それを明確に定義することは容易でない。また、近代化や国際化、自然災害や疫病などを通じて環境が劇的に変わっていく中、「こころ」はどうあるべきなのだろうか。本講義では、「こころ」という概念を、認知科学、臨床心理学、文化心理学、美学・芸術学、仏教学など、様々なディシプリンから学際的に考察するとともに、未来社会における「こころ」のあり方について考えていきたい。

講師プロフィール

畑中千紘 こころの未来研究センター・特定講師


京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定退学後、京都大学こころの未来研究センター特定研究員、同センター特定助教を経て現職。専門は臨床心理学。主な著書に『話の聴き方からみた軽度発達障害』、『発達障害への心理療法的アプローチ』(共著)。『大人の発達障害の見立てと心理療法』(共著)、『発達の非定型化と心理療法』(共著)、『SNSカウンセリング・ハンドブック』(共著)『SNSカウンセリング・ケースブック:事例で学ぶ支援の方法』(共著)など。

講義アーカイブ

臨床心理学からみたこころの現在と未来 2021年8月29日(日)14:00~15:00

【オンライン公開講義】“立ち止まって、考える”第3シーズンまとめページはこちら

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